毎日が少し楽しくなる読書習慣
最近、本を読んでいますか。
若いころはよく読んでいたけれど、仕事や家庭のことに追われているうちに、いつの間にか本を読む時間が減ってしまった。
そんな人もいるのではないでしょうか。
人生後半になると、これまでより自分の時間を持てるようになる一方で、「さて、何をして過ごそうか」と考えることがあります。
そんなとき、本はとても身近な存在です。
一冊の本があれば、自宅にいながら知らない世界をのぞくことができます。
昔の出来事を知ることもできますし、自分とは違う人生を歩んできた人の考え方に触れることもできます。
難しい本を最後まで読み切る必要もありません。
一日に数ページでもいい。
興味を持ったところだけ読んでもいい。
今回は、人生後半の暮らしに読書を取り入れることで、毎日を少し豊かにする方法について考えてみます。
読書は「勉強」ではなく、楽しみから始めていい
「読書をしなければ」と考えると、少し堅苦しく感じるかもしれません。
特に人生後半から新しく読書を始めようとすると、「役に立つ本を読まなければ」「勉強になる本を選ばなければ」と考えてしまうことがあります。
でも、本を読む目的は、それだけではありません。
小説を読んで物語を楽しむ。
昔好きだった作家の本をもう一度読む。
旅行の本を眺めながら、行ってみたい場所を探す。
料理の本を見て、作ってみたい料理を一つ見つける。
昔の写真や歴史について書かれた本を読んで、知らなかったことを知る。
これも立派な読書です。
「役に立つかどうか」だけで本を選ばなくてもいいのです。
読んでいて楽しい。
もっと知りたくなる。
誰かに話したくなる。
そんな感覚を大切にしてみてください。
一冊の本が、新しい興味につながることがある
読書の面白いところは、一冊読んで終わりではないことです。
例えば、歴史の本を読んでいて、ある人物に興味を持ったとします。
すると、その人物についてもっと知りたくなり、別の本を探してみたくなるかもしれません。
旅行記を読んでいたら、その場所へ行ってみたくなるかもしれません。
料理の本を読んでいたら、実際に料理を作ってみたくなることもあります。
植物の本を読んで、ベランダで何か育ててみたくなることもあるでしょう。
こうして考えると、本は「読むだけのもの」ではありません。
次にやってみたいことを見つける入口にもなります。
以前の記事で、新しい趣味について書きましたが、趣味を探すときにも本は良いきっかけになります。
学び直しに遅すぎることはありません|人生後半を豊かにする学びの見つけ方
「何か始めてみたいけれど、何をしたらいいか分からない」というときは、本屋や図書館をぶらりと見て回るだけでもいいのです。
「最後まで読まなければ」と思わなくていい
読書が続かない理由の一つに、「一冊を最初から最後まで読まなければいけない」という思い込みがあります。
もちろん、物語を最後まで読みたいという気持ちも大切です。
ただ、すべての本を最後まで読む必要はありません。
途中まで読んで、「今の自分には合わないな」と思ったら、いったん置いてもいい。
興味のある章だけ読む方法もあります。
写真を眺めるだけの日があってもいいでしょう。
私は、年齢を重ねるほど、本との付き合い方も少し自由でいいのではないかと思うようになりました。
若いころは「せっかく買ったのだから読まなければ」と思っていましたが、これからの時間は、自分が本当に読みたいものに使っていい。
読書は宿題ではありません。
自分のための時間です。
読書習慣は「一日10分」からでもいい
「読書を習慣にしたいけれど、なかなか続かない」という人は、最初から長い時間を確保しようとしないほうがいいかもしれません。
一日10分。
寝る前に数ページ。
朝食のあとに少しだけ。
電車や病院の待ち時間に読む。
そんな小さな時間から始めてみる方法があります。
大切なのは、「毎日たくさん読むこと」ではありません。
本を開く時間が生活の中に自然に入ってくることです。
もし一日読めない日があっても、気にしなくていいでしょう。
また次の日に開けばいいのです。
こんなところから「読みたい本」を探してみる
「何を読めばいいか分からない」という人は、難しく考えなくても大丈夫です。
次のようなところから探してみてください。
- 昔好きだった作家の本をもう一度読む
- 昔から気になっていた歴史や文化について調べる
- 旅行したい場所の本を探す
- 料理や家庭菜園など、暮らしに関係する本を選ぶ
- 写真や美術など、眺めて楽しめる本を探す
- 興味のある人物の人生について読んでみる
- 新聞やテレビで気になった話題を本で調べてみる
- 図書館で表紙やタイトルを眺めながら選ぶ
「この本を読むべき」という正解はありません。
表紙を見て気になった。
タイトルが面白そうだった。
テレビで紹介されていた。
友人がすすめてくれた。
そんな理由で十分です。
本をきっかけに、人との会話も広がっていく
読書は一人で楽しむものというイメージがあります。
確かに、一人で静かに過ごせるのは読書の大きな魅力です。
一方で、本が人とのつながりを作ることもあります。
「最近こんな本を読んだんですよ」と話せば、それだけで会話のきっかけになります。
同じ本を読んでいる人がいれば、感想を話すこともできます。
地域の読書会や図書館のイベントなどに参加すれば、本を通じて新しい人と知り合う機会になることもあります。
無理に人間関係を広げる必要はありません。
ただ、「この本、面白かったよ」と誰かに伝えられるものが一つある。
それだけでも、日々の会話に小さな変化が生まれます。
本を読むことは、これからの時間を楽しむ方法の一つ
人生後半になると、これまでとは時間の使い方が変わってきます。
だからこそ、「何かをしなければ」と焦るのではなく、自分が心地よく過ごせる時間を少しずつ見つけていきたいものです。
読書なら、特別な準備をしなくても始められます。
一冊の本が、新しい趣味につながることもあります。
知らなかった世界を知ることもできます。
誰かと話したくなることもあります。
そして、読み終えたあとに、ほんの少しだけ「今日はいい時間を過ごしたな」と感じられることもあります。
それで十分なのではないでしょうか。
本との出会いを、これからの楽しみに
本を読むことに年齢制限はありません。
今まで読書をしてこなかった人も、昔はよく読んでいたけれど最近は本から離れていた人も、いつからでも始められます。
最初から読書家になる必要もありません。
まず一冊。
まず数ページ。
まず図書館をのぞいてみる。
そのくらいでいいのです。
人生後半の楽しみは、何か大きなものを見つけなければならないわけではありません。
本棚に一冊増えた本。
その本から生まれた小さな興味。
そこから始まる会話。
そして、次にやってみたいこと。
そんな小さな連鎖が、毎日の景色を少し変えてくれるのかもしれません。
もし最近、「何か新しいことを始めたい」と思っているなら、まず本屋や図書館で、気になる一冊を探してみてください。
その本との出会いが、これからの時間を少し楽しくしてくれるかもしれません。
senior.year.jpでは、人生後半の「健康・学び・終活・人とのつながり」について、70’spapaの視点から発信しています。
本を読むことも、新しいことを学ぶことも、人生を小さくするためではありません。
これからも歩きたい場所へ行き、会いたい人に会い、やってみたいことを楽しむ。
そのために、今の自分を少しずつ整えていきましょう。
senior.year.jp|人生後半を前向きに整えるためのメディア
人生後半を、もっと自由に。
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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