「食べる量が減ってきた」と感じたら、まず気づきを大切にする
人生後半になると、以前と比べて「少し食べる量が減ってきたな」と感じることがあります。
若いころなら普通に食べていた量が、今は少し多く感じる。
食事を残すことが増えたり、「前ほど食べなくてもいいな」と思ったりする。
私自身も、以前に比べれば食べる量が減ってきたと感じています。
こういう変化があると、「年齢のせいだから仕方がない」と考えてしまいがちです。
でも私は、身体の変化に気づいたときこそ、そこで終わらせないことが大切だと思っています。
「食べる量が減った」
まずは、この変化に気づく。
そして、
「では、これからどんな食べ方をしていこうか」
と考えてみる。
人生後半の健康づくりは、何か特別なことを始めるより、こうした小さな気づきから始まることもあるのではないでしょうか。
食べる量が減ったからこそ、「何を食べるか」を意識する
食べる量が少なくなってきたと感じるなら、私は「もっと食べなければ」とだけ考える必要はないと思っています。
むしろ、今の自分に合った食事を考えるきっかけにしてみる。
私の場合、健康を意識するようになってから、野菜や魚を意識して食べるようになりました。
一方で、油ものは以前より減らすようにしています。
もちろん、「これが絶対に正しい食事」という意味ではありません。
大切なのは、自分自身の変化に気づいて、そこから食べ方を少しずつ見直していくことです。
若いころと同じ量を食べることにこだわるのではなく、
「今の自分なら、何を食べると心地よいのか」
と考えてみる。
食べる量が変わったことを、単なる衰えとして見るのではなく、これからの食生活を見直すきっかけにしてみるのです。
人生後半は、何を減らすかだけではなく、限られた食事の中で何を選ぶかも大切になってくるのだと思います。
夫婦で食べるなら、食事を「孤食」にしない
そして、夫婦で食事をすることができるなら、私はできるだけ一人で黙々と食べる「孤食」にはしないようにしています。
食事は、単に栄養を取るためだけの時間ではありません。
夫婦で食卓を囲めるなら、それは一日の中で自然に会話が生まれる時間でもあります。
だから私は、食事をするときにはできるだけ会話をするようにしています。
「今日こんなことがあった」
という話でもいい。
「これ、どんな味だね」
という話でもいい。
特別な話題を用意する必要はありません。
目の前にある料理をきっかけにして、自然に言葉を交わす。
それだけでも、食事の時間はずいぶん変わってきます。
特に私が大切にしているのが、料理を作ってくれた家内へのフィードバックです。
「おいしい」を具体的に伝えると、食卓の会話が変わる
料理を作ってもらったら、私はなるべく「おいしい、おいしい」と伝えるようにしています。
これは綺麗ごとを言っているわけではありません。
作ってくれたことに対して、ちゃんと感謝を返したいからです。
そして、できれば「おいしい」だけで終わらせない。
例えば、
「これはおいしいね」
だけではなく、
「あ、このソーセージは前のものとはずいぶん違うね」
というように、具体的に感想を伝えてみる。
「この味、好きだな」
「この魚はいつものものと違うね」
「今日の野菜はおいしいね」
そんな小さな感想でもいい。
すると、それが自然な会話になります。
料理を作る側からすれば、「ちゃんと食べてくれている」「味わってくれている」ということが分かります。
食べる側からすれば、作ってくれたことへの感謝を言葉にして返せます。
つまり、料理を介して夫婦の間で言葉が行き来する。
私は、こういうやり取りも人生後半の健康づくりの一つだと思っています。
「食べること」から「会話すること」へ、食事の意味を少し広げてみる
食事の量が減ってきた。
これは身体の変化です。
でも、そこから考えられることは食事量だけではありません。
「何を食べるか」を考える。
「どうやって食べるか」を考える。
「誰と食べるか」を考える。
そして、「その時間をどう過ごすか」を考える。
夫婦で食事をするのであれば、食事の時間を会話の時間としても大切にしてみる。
「おいしい」と言うだけでもいい。
でも、その「おいしい」に一言加えてみる。
すると、そこから会話が生まれます。
食事は毎日のことですから、大きな努力をしなくても繰り返すことができます。
だからこそ、こうした小さな習慣には意味があるのだと思います。
気づいたことを「小さな行動」に変える
私は、人生後半の暮らしでは「気づくこと」と「行動すること」の両方が大切だと思っています。
今回の私自身の食事で言えば、
「以前より食べる量が減った」
という気づきがありました。
そこで、食べるものを意識するようになった。
野菜や魚を選ぶようにして、油ものを減らすようになった。
さらに、夫婦で食べるときには、食事を会話の時間としても大切にする。
そして、料理を作ってくれた家内には、「おいしい」と伝える。
できれば、何がおいしいのか、以前とどう違うのかまで言葉にして伝える。
一つ一つは、とても小さなことです。
でも、
気づく
↓
考える
↓
一つ行動を変える
という流れを作ることができます。
健康というと、運動や食事制限など、何かを頑張ることを考えやすいものです。
しかし私は、毎日の生活の中で「ちょっと気づいたこと」を、そのままにせず、小さな行動に変えていくことも大切だと思っています。
食事を整えることは、これからの暮らしを整えること
食べる量が減ってきた。
それだけを考えれば、少し寂しい変化に感じるかもしれません。
でも、見方を変えれば、今の自分の身体や暮らしを見直すきっかけにもなります。
何を食べるのか。
誰と食べるのか。
どんな会話をするのか。
そして、目の前にいる人に、どんな言葉を返すのか。
人生後半になると、こうした毎日の小さなことが、以前より大切に感じられるようになりました。
私の場合は、「食べる量が減った」という気づきから、食事の内容を少し見直しました。
そして夫婦の食卓では、できるだけ会話をする。
作ってくれた料理には、ちゃんと「おいしい」と伝える。
時には、具体的な感想まで伝える。
健康を考えるということは、身体のことだけを考えることではないのかもしれません。
気づいたことを一つ行動に変える。
その積み重ねが、これからの暮らしを少しずつ整えていく。
私はそんなふうに、人生後半の健康を考えています。
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この記事を書いた人
70’spapa
43年間、整体の現場で多くの人生に寄り添う中で、 体だけではなく、心や暮らし、人とのつながりが人生を支えることを学んできました。
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