定年後に人を誘う側になってみる|人生後半のつながりを自分から作る方法

これなら、

定年後、人を誘うことが少なくなったら

定年後になって、以前より人と会う機会が減った。

そんなふうに感じることはありませんか。

現役の頃は、仕事の付き合いがあったり、職場で自然に会話をしたり、誰かから食事に誘われたり。

自分から予定を作らなくても、人と会う機会がありました。

ところが仕事を離れると、そうした「自然に人と会う理由」が少しずつ減っていきます。

すると、

「誰か誘ってくれないかな」

と思うこともあるでしょう。

もちろん、それでもいいと思います。

でも、もし「久しぶりにあの人と話したいな」と思う相手がいるのなら、一度、自分から誘ってみるという方法もあります。

人生後半は、誰かに予定を決めてもらうだけではなく、自分で人とのつながりを作っていくこともできるからです。

「誘われるのを待つ」だけではなく、自分からきっかけを作ってみる

人との付き合いは、不思議なものです。

自分が「誰か誘ってくれないかな」と思っているとき、相手も同じように思っているかもしれません。

「久しぶりに会いたいけれど、こちらから連絡するのもな」

そんなふうに、お互いが待っている。

これでは、なかなか会うことになりません。

だからといって、無理に積極的な人になる必要はありません。

ただ、

「誘われるのを待つ」という選択肢だけではなく、「ちょっと誘ってみようかな」という選択肢も持っておく。

それだけでも、人とのつながり方は少し変わってきます。

「勇気」なんて、そんなに大げさなものはいらない

「自分から人を誘うのは勇気がいる」

そう感じる人もいると思います。

確かに、久しぶりの人に連絡するときは、少し考えてしまいます。

「迷惑じゃないかな」

「急に連絡したら変に思われないかな」

「断られたら恥ずかしいな」

いろいろ考えているうちに、結局何もしない。

私も、そういうことはあります。

でも、よく考えてみると、必要なのは「勇気」というほど大きなものではないのかもしれません。

必要なのは、

「ちょっとやってみようかな」という小さなきっかけ。

それを、そのままにせず、一つの行動に変えてみること。

それくらいでいいのだと思います。

「久しぶり」と送るだけでも、立派な一歩

例えば、昔の友人を思い出したとします。

「そういえば、あの人どうしているかな」

そう思ったら、まずスマホを開いてみる。

名前を探してみる。

そして、

「久しぶり。元気にしてる?」

と送ってみる。

これだけでも十分です。

最初から、

「来週の水曜日に食事をしませんか?」

と予定まで決める必要はありません。

まずは連絡する。

返事が来たら、そこから話が始まります。

「最近どうしてる?」

「また今度、お茶でもしようか」

そんなやり取りから、自然に会う話になるかもしれません。

大切なのは、頭の中で「会いたいな」と思っているだけで終わらせず、ほんの少しだけ現実に動かしてみることです。

誘うなら、大きな予定を作らなくていい

「人を誘う」と聞くと、食事会や旅行など、大きな予定を考えてしまうかもしれません。

でも、もっと小さくていい。

近所でお茶をする。

昼ごはんを食べる。

本屋を一緒に見て回る。

散歩をする。

気になっていた店へ行ってみる。

これくらいなら、誘う側も誘われる側も、それほど構えなくて済みます。

人生後半の人とのつながりは、大きなイベントを作ることだけではありません。

小さな時間を一緒に過ごすこと。

そこから関係がまた動き始めることもあります。

「断られたらどうしよう」と考えすぎなくてもいい

人を誘うとき、一番気になるのは「断られたらどうしよう」ということかもしれません。

でも、誘うことと、相手が応じることは別の話です。

「今月は忙しくて無理」

「ちょっと予定が合わない」

と言われたとしても、それはあなたと会いたくないという意味とは限りません。

単純にタイミングが合わなかっただけかもしれません。

だから、

誘ったこと自体を失敗にしなくてもいい。

「また今度ね」と言って終わってもいい。

むしろ、自分から声をかけたことで、相手の存在を思い出すきっかけになったかもしれません。

人間関係は、いつも一度の誘いですべてが決まるものではありません。

誘う相手は、昔からの友達だけではない

もちろん、昔からの友人に連絡するのもいいでしょう。

でも、誘える相手はそれだけではありません。

以前の仕事仲間。

趣味を通じて知り合った人。

近所で顔を合わせる人。

地域の活動で少し話した人。

何となく気が合いそうだと感じた人。

「親友を作らなければ」と考える必要もありません。

「ちょっと話してみたい」

「もう少し知ってみたい」

その程度の関係から始めてもいいのです。

人生後半になると、人間関係も「深いか浅いか」だけではなく、自分にとって心地よい距離感を大切にしたいものです。

きっかけは、考えているだけでは行動にならない

「あの人に久しぶりに会いたいな」

そう思うことは、とても大切です。

でも、その気持ちを何日も何週間も頭の中だけで考えていると、いつの間にか時間が過ぎてしまいます。

「今度連絡しよう」

「そのうち誘おう」

そう思っているうちに、また別の日がやってくる。

だから私は、

「今度やろう」ではなく、「今、少しだけやってみる」

という考え方が大切だと思います。

連絡先を開くだけでもいい。

名前を探すだけでもいい。

メッセージを書いて、送らずに閉じてもいい。

そこまでできたら、次の日に送ってみる。

行動というのは、必ずしも一気に大きく動くことではありません。

小さな動きを一つ作ることも、立派な行動です。

人を誘うと、自分の生活にも小さな予定が生まれる

人を誘うことは、相手のためだけではありません。

自分の生活にも変化が生まれます。

「今度あの人と会う」

そう思えば、その日まで少し楽しみになります。

何を話そうか。

どこへ行こうか。

久しぶりだから、近況を聞いてみようか。

そんなことを考える時間も生まれます。

つまり、人を誘うということは、自分の人生にも小さな予定を作ることなのです。

定年後に予定が減ったと感じたとき、自分から誰かに声をかけることは、一つの「暮らしを動かす方法」でもあると思います。

一つだけ、今日やってみる

ここまで読んで、

「そういえば、久しぶりに会いたい人がいるな」

と思った人もいるかもしれません。

もしそうなら、今日は一人だけ思い浮かべてみてください。

昔の友人でもいい。

仕事仲間でもいい。

最近知り合った人でもいい。

そして、スマホを開いて名前を探してみる。

まずは、それだけ。

気持ちが向いたら、

「久しぶり。元気にしてる?」

と送ってみる。

もう少し進めそうなら、

「今度、お茶でもしない?」

と一言加えてみる。

それで十分です。

大きな勇気はいりません。

「ちょっと会いたいな」と思った、その気持ちを一つの行動に変えてみる。

その小さな一歩が、人とのつながりをもう一度動かすきっかけになるかもしれません。

人生後半は、誰かに誘ってもらうのを待つだけではなく、自分から声をかけてみることもできる。

「久しぶり」と一言送るだけでもいい。

そこから、また新しい時間が始まることがあります。

今、ふと顔が浮かんだ人がいるなら。

その人が、あなたにとっての「一つのきっかけ」なのかもしれません。

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この記事を書いた人

70’spapa

43年間、整体の現場で多くの人生に寄り添う中で、 体だけではなく、心や暮らし、人とのつながりが人生を支えることを学んできました。

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